静岡市歴史博物館行ってきたレポです🏯
なんかもう、サムネでお分かりでしょうが、この博物館マジでめっちゃキレイです。
なんたって2023年7月オープンですから、もうピカピカです。
すべてが。
市立の歴史博物館でこんな綺麗なのマジ?最早美術館だろコレ……。
綺麗な歴史博物館と言えば山形県の米沢市上杉博物館もかなり綺麗ですが、米沢市の方が展示スペースは木目基調で柔らかな印象を与えるのに対し、こちらの静岡市の方は内装までモノトーン&モダンな雰囲気、あ、もうこれ絶対美術館だ!
出口の階段さえ格好良すぎる空間になっている!?
そして博物館系の……先生?の間では?このサムネになっている巨大なエントランスホールの真ん中に設けられた、城下町の発掘跡の展示の見せ方が有名。私も先生から静岡市歴史博物館のめっちゃ綺麗な写真を見せられたのがきっかけで、行きたい〜と思っていたのです。
加えて、新築の新しい博物館の空気を感じてみたいというのも、あり〜🥺
渋沢史料館といい新らしい博物館は、一体どんな展示工夫や他の博物館との差別化が図られているのか、そこを見て考えることにワクワクさせられますねぇ!
米沢市上杉博物館も写真でしか知らないので是非行きたいです。米沢市は、池田成彬の展示を、してくださいっ!( o̴̶̷̥᷄ ̫o̴̶̷̥᷅ )
というか今調べたら同郷の結城豊太郎には記念館があって池田には記念館が何処にも無いってなんだ本当に池田成彬邸ですらぶっちゃけ西園寺公望別邸としての価値のほうが重視されてそうなのにこれだから三井か大磯が顕彰するしかないんだって(怨嗟)
なお展示内容に関する目的としては、近代に移住してきた幕臣や中京財界についてのものを見たいな〜と思っていたんですが……とりあえず、本文にいきますか。
静岡市歴史博物館
- 基本情報
所在地: 静岡県 静岡市 葵区追手町 4−16
最寄り駅:JR新幹線 静岡駅(北口)より徒歩15分
観覧料:600円
大学生割引あり、企画展示室は別途料金かつ企画により値段が変更
定休日:毎週月曜日、もしくは祝日の翌日
HP: https://scmh.jp
静岡駅から徒歩十五分、まぁまぁ長いですが、年季入りの都市の中を歩いていたら急に公園付近へ来ると視界が広がるのが面白くてそんなに時間を感じませんでした。

あと道中に独特のモニュメントが多くておもろい😁(小学生?)
この自動販売機のベンチは駿河屋の眼の前にあります。
駿河屋とメロンブックスが道路挟んで向かい合ってるの何?オタクもここに住みたいんだけど😡
博物館自体は駿府城公園の直ぐ側にあります。
都市ビルの中に急に石垣!池!緑!城!これが城下町って感じで大阪城や小田原城と似たものを感じれて良いね。
この日は平日だったので公園も静かでした。のどか〜。
そしてこちらが、今回の博物館の外観でござい!
やっぱ自分ミーハーなんで、こういう一階吹き抜け一面ガラス張りの建物、好きっス!イケイケで格好良い!
手前の木々が生い茂って桃色の花が咲いていたのも鮮やかで、綺麗〜🥺
なんか写真フォルダを見たら、この玄関前の木の添え木についてた看板を撮っていました。
なんで?
半年前行った記憶を掘り起こして書いているので何も覚えていません。イ、イベントの主催者がトヨタだから?

ここがエントランスホール、とにかく広い!
二階への道順は階段ではなく緩やかなスロープでつなぎ、手すりや仕切りの壁もできるだけガラスを使用して圧迫感を削減、そんな広い吹き抜けの屋内へ全面窓から青い光が差し込み照らすこの感じ!
感嘆、ですよね……😭透明感や清潔感に溢れた空間で、もう入口から最高です。
このホールの裏手には、本棚が構えられた学習スペースや、ミュージアムショップ、カフェがあります。地方の市立博物館でカフェスペースあるって……夢?
静岡市金と心の余裕がありすぎだろ……。
二枚目の写真に移っているのが、この博物館のアイコンでもある近世初期の駿河国の城下町の道の遺構。
一日のうちに数度学芸員さんが出てきて、解説してくれます。なんか水族館のイルカショーっぽいかも。
なにか?特殊な石の積み方とかを?されているそうで?是非聞いてみてください。
さて展示室の方へ話を進めると……まず、この博物館、常設展示室は二階と三階があり、二階→三階の常設展からの特別展へ行く経路となっております。
しかし、この二階、ほぼ徳川家康周辺の話の独壇場となっております!
まじで徳川&今川家……つーか徳川家康の話ばかりなのだが!?
嘘!?駿河国つったら……弥生時代とか平安時代にも書くことあるだろ!?
え?二階の展示室入った瞬間からもう伴天連の話から始まったんだが?
まさか一階エントランスのなんか……七個くらいしか資料展示無かったガラス空間で古代から近世までの説明が終わり?こ……こマ?
でもねー安心してください!
なんとこの博物館、三階の常設展示室もほぼ家康と近世の駿河城城下町の話ですからね!
Q.じゃあ……自分が目的にした幕臣の話は?
A.ま……近代の展示は、明治維新から終戦まで、1.5室で、終わるかな(体感全体の展示量の二割以下)。
Q.……(絶句)
まぁ……少なくとも、古代に関しては、竪穴住居の再現展示で戦後直後の新たな日本古代史研究のメルクマールとなった登呂遺跡があるし……そっちで展示があるから?少ないというのは、当然かも知れません?
でも近代の展示がこんなに少ないって……夢?戦時中の話がガラスケース一つとは自分も想像してなかったよ。
興津へ行くべきだったか……でもそれじゃあ幕臣じゃなくて朝臣じゃん!いや開墾したみかん畑があるか……。
……まさか静岡県東部に韮山反射炉とか下田港とか沼津市明治史料館とか沼津御用邸があるから?近代日本史勢は静岡東部へ行くべきだったのか?
これが差別化ってことかよ……!
まずい幕臣関係の展示見る気満々で来たせいでそれが全然無いことを悟った時の脱力感エグいぜ‼️‼️‼️
こういう時は、逆に考えて‼️😡
広くて綺麗な博物館が一面近世史!こんなの近世史オタクなら大感涙でしょ!
無かったものは仕方がない!雑念や未練を捨てて、真っ直ぐな心で展示物を見ろ!
真っ直ぐな心で……
真っ直ぐな心で観察すると……
いやここの展示物(レプリカ)多いな……。
伴天連由来の時計とか望遠鏡とか武具とか、紙もの以外の資料ほぼ(レプリカ)だ……。
まぁ警備員さんがあまり展示室へ見えないこの施設で、ガラスケースに綺羅びやかな貴重品入れるってのはリスク高いヨヌ……。
とか思ってたんですがこの「紅糸威腹巻」を見て(レプリカ)に対する考えが変わりました。
展示室内では写真撮影が禁止だったので、ぜひ上の中日新聞のサイト記事での写真を観てください。
家康が少年時代に貰い受けた、様々な装飾の施された武具の複製品なわけですが、こちらの複製品、ただ現在の技術で精巧に真似たものではなく、できるだけ当時の技術を再現して造られたものだそうです。
名前の由来となった紅の糸も、すべて紅花から着色されたものであり、紅に近いピンク色の発色が見事。
紅糸の下の小札も、鉄に幾度と漆塗りを重ねた物となっており、装飾品の黒い輝きが武具らしい渋みを醸し出している。
記事にもありますが制作費用は4000万円以上、展示付近には制作過程のポスターやビデオなどもあり、非常に力を入れて造られたのが分かります。
単に(レプリカ)と言っても、一つの作品でこれだけ力を入れられていたのを知ると、己の認識を悔い改められるものです。
確かに、経年劣化の色あせや戦場での傷跡なども時代を感じる部分ではありますが、できるだけ作られた当時の姿を再現すべく制作された複製品も、四百年前の当時の権力者がどれだけ鮮やかな世界を見ていたのかを体験できる、素晴らしい取り組みなのだと──
というか、そういうレプリカってむしろ普通に現物展示するより資金いると思うんですが、それがたくさんある静岡市歴史博物館って何だ?
静岡市金と心の余裕がありすぎだろ……。
あとは書簡とか肖像の掛け軸が多かった。
本当に書簡読めない〜中世の書簡って、傍から見てると一番読むの難しくないか〜と思います。
中世でも下文とか近世の村の資料とかは当時の公文書格(?)なので綺麗に書かれていますが……。
まぁ近代の書簡でも、九州一部地域(熊本とか鹿児島)は辞書に載ってないようなくずし方する激ムズ地域ですが、でも中世は現代では廃れた言い回しや漢字を使う部分が多い!そこがネックなんですよね😢
そして、結構子ども向けの易しい説明や、絵付きの分かりやすい展示ポスターが多かった印象でした。
タッチパネルや映像(再現ドラマ)系の展示も豊富にあり、流石は最新式の博物館だなぁと再び感嘆。
展示内容としては、徳川家康死後の神格化、神像としての描画の変遷が特に面白かった。
なお三階最後の近代史は明治維新前後が七割という印象。
徳川家自体は明治政府の方針で廃藩置県後東京へ強制移住させられたわけですが、静岡に残された幕臣とのつながりも浅からず、教育事業に投資しているところや扁額など展示されていました。
あと興津関連で西園寺公望と井上馨の展示もあった🥺
目当ての一つにもしていた井上馨像、デカい屋外の像を想像していたので、普通に卓上くらいのミニマムサイズで驚きました。傷跡、探そうとして見えなかったのだが、ワイが把握してないだけ?というか役者でも衆議院選候補者でも無いのにこの像を配るって何?
これいる?って思ったけどまぁ炭鉱でも炭鉱夫の社宅一軒一軒に経営者の写真飾ってあったりするしな……。そういうもんか……。
西園寺公、なんか道路の上に椅子出して写真撮ってて草。
帰りはカフェでご飯食べて、普通の図録より一回り厚みのあった幕臣特集の企画展の図録買って帰りました✌️
カフェのカレーも、めちゃ美味しかったし、お土産者もおしゃれなものが多くて本当にどこを見ても綺麗な博物館だった……。
沼津市明治史料館……お前もリニューアルオープンしてみないか……?
米山梅吉「先生〜!2028年大河ドラマ出演決定、おめでとうございます!しかも幕臣大河ですよ!これは実質我々の、静岡県民大河ですよ!」
勝海舟「……」
米山「え!?どうしたんですかぁ先生、その湿った顔はぁ!」
勝「どうせ、ライバル役の俺は……主人公の当て馬になるのが落ち目だろう、福沢の奴が書いたようなイタイ年上像になるのがオチだ……」
米山「ま、まぁまぁ、日本ではそういう三枚目の男の方が愛されるってものですよ!」
勝「辞めろ!君はいつもそうやって俺に世辞を言う!」
米山「せ、世辞だなんて……」
勝「そうだとも……俺は時代に中途半端な形でしか乗れなかった世捨て人だ、元老院にも民権運動にも……この真情なんて忘れ去られて当然だ」
米山「そんなの……勝手に諦めないで下さい!忘れている人間がいたって、私が貴方の姿を覚えてますよ!」
勝「……」
米山「……蘇峰先生だって、本当の貴方を後世に伝えたくて先生の伝記を書いたのに!」
勝「それはただの、隣人の恩義で──」
米山「福沢先生だってそうだ!たとえ憎まれ口でも、それでも……多くの人達の記憶に残ったから、書き残されたから、沢山の人が貴方のことを知ろうとしてきたから、こんな大々的なライバルに選ばれたんじゃあないんですか!?」
勝「……っ」
勝「はぁ、過ぎた世辞を言われると、普通人は苛々するものなんだがなぁ。君の世辞は上手くて真に受けそうになるから、困るよ」
米山「先生は見栄を張りたがられる割に繊細な方だと知ってますから……世辞を言う私も、人一倍苦心しながら言ってるんですよ!」
勝「ははは、そうだな、年下を困らせるのも良くないか……まぁ!?この達観したる泰然自若の心持ちで!?新しい令和の勝海舟像とやらを品定めしてやろうじゃあないか!」
米山「いよッ天下のネゴシエーター!」
追記:米山梅吉伝にある「どうせ君も、偉くなったら俺を尋ねなくなるよ」って米山にこぼすセンチメンタルな引退後の勝海舟、超好き🥺
