三田系Monster御三家を決めよう!

 三田系といえば財界のMonster、魑魅魍魎の群れ、中には政府にも歯向かう手に負えない人間たちの集まりであるというのが自明の事実。というわけでこの記事では、そんな三田系Monsterの中でもトップのMonster御三家を考えよう!もちろん、これは管理人による独断と偏見による内容であり、真の三田系Monster御三家は君自身が決めるものなんだ。


一人目:松永安左エ門
 なんと言っても渾名が”電力の鬼”!鬼といえば古今東西”Monster(妖怪)”の筆頭格。これは間違いなくMonsterです!流石はあの辛口財界評論家の池田成彬に「一緒に居てこれほど面白い男はいないが、一緒に仕事はしたくない」と言わしめた名物男。
 石炭やら電力界やら、なかなか先の見えにくい奇怪が界隈を渡り歩き、魑魅魍魎を薙ぎ倒しながら生きてきたのに90歳以上を生きているのも驚愕の一言。生まれの家庭から死ぬまで人生波瀾万丈すぎるのに、その波瀾万丈を乗り越えて長命を得るというのが凄まじい。精神が逞しすぎないか?
 あと色んな意味で精力絶倫というのもポイントが高い。深夜ぶっ通しで石炭商を詰め、相手を根負けさせて値切るという力技、若いですね。小林一三だったら多分日没で帰っていました。彼は行儀の良いお坊ちゃんなので人が嫌がることはできない子で……あ、でもよく考えずに行動した結果人を傷つけることは多々あったと思います。特に女性。閑話休題。戦後の爺さんになっても電力界で大鉈振るっていた話も最高です。
 渾名、長命、働きぶり、三役揃って完全に筆頭Monster。

二人目:中上川彦次郎
 明治財界の誇る破壊者!?彼は間違いなく怪獣系のMonster。近代財界を作るために近世を破壊する、スクラップ&ビルドの伝道者。その経営指針は合理主義かつ西欧主義を取り入れた積極的で派手なやり口、私生活は鯨飲馬食の美食家。名ばかりの美食家ではありませんよ?なんと言っても当時大隈家や岩崎家くらいしか雇っていなかった、日本食の伝統、日本橋の料理人を雇っていた男。おい!どこを見ても派手な人間だな……💥💥💥
 そのおかげで恨みを買うこと幾多なるわけですが、それでも一切反省するところがないのが良いですね。Monsterは市井の人間の評判を気にしないのは当然で……ん!?か、鐘紡の時に大阪の財界にキレたの、まさか山陽鉄道の時の恨み込みじゃないですよね!?(武藤君の本にたまに出てくる山陽の恨み説、嫌いじゃないよ)
 やり口が冷徹なのも味わい深い。銀行で預金を回収すると言ったら誰が相手でも担保を背にもぎ取ってくるし、鐘紡に喧嘩を売られれば銀行の資金力で「もう二度と貴様らとは取引しないし口座も凍結させるからな‼️😠」と初手ブチギレ新聞広告で対抗するし、見てて最高に気分がいい男。仲裁にきた岩崎弥之助日銀総裁に「鐘紡側も最初に和解を言い出さず、腕力に訴えたのが悪い。喧嘩両成敗です」て正論言われてるのも草ですよ。
 財界の誇る破壊神、中上川──間違いなく、Monsterです。

三人目は……これが迷う!上記二人はすぐに思い浮かびますが、もう一人となると搾りにくい!三田系はMonsterが多すぎる!しかもそのMonsterの性格も冷徹系から激烈系までよりどりみどり、やっぱ三田系は面白男の宝庫だからね~😉というわけで、御三家最後の一人候補三人をここにメモしておきます。

荘田平五郎
 中上川と双肩する、という意味では間違いなく荘田平五郎が筆頭格。三菱では中上川と同じく近代化を持ち込んだ改革者であり、やり口が徹底的であるのも似通ってる。ただ私生活は質素な人間で、とにかく本本本、時間があれば本を読むという生活を好んでいた模様。本人曰く、知識は常にアップデートしなくてはいけない云々。つまり……お勉強Monster……ってコト!?さすが三菱の金庫番ですよね。先代の金庫番である川田もなかなかの大暴れMonsterでしたが、それとは正反対の性格の冷徹Monsterに振り切れるの、やっぱ初期三菱はキャラ濃いね~と思っています。
 そして人の心を解さないタイプであるのもMonsterポイントが高い。この時代は未だ漢学儒教の影響が根深く大概の人間が仁義情によって動くのは当然であるのに、仕事においては常に成績を見て理論的に詰めていくのは珍しい限り。日本郵船の便所に蜘蛛の巣があるのをメモして、後日「この蜘蛛の巣は数日前からここにありますが、あなたの会社には蜘蛛の巣を保管する決まりでもあるのですか?」と社員に聞くあたり、非常に怖い。確かに益虫だからね。支店長が仏教徒なら「蜘蛛の巣には手を出すな……😠」と言っていた可能性はある。頭ごなしに注意せずちゃんと確認するあたりが逆に無機的な印象を与える人物。あ、でも旅館や料亭の店員さんにも行儀良く接するし、手紙出しとか服畳むとか自分でできることは自分でするのは好感度非常に高い!
 知識は常に向上させるし、目は細かいし、物腰も丁寧なMonster。これが三菱の誇るスパコン。

池田成彬

  • パワー発言力13000、コスト15、光、水文明
  • シールド・トリガー
  • Tトリプル・ブレイカー
  • このMonsterクリーチャーのコストは、会議に出ている敵味方全てのMonsterクリーチャーの数だけ-1される。
  • このMonsterクリーチャー会議に出た時、全てのMonsterクリーチャーパワー発言力は0になる。パワー発言力が0になったMonsterクリーチャーは、破壊される。また、このMonsterクリーチャー会議に出ている間、新たに会議に出るMonsterクリーチャーパワー発言力は-10000される。
  • このMonsterクリーチャーは、あらゆるMonsterクリーチャー呪文流言飛語の効果を受けない。
  • このMonsterクリーチャーが攻撃する時、マナゾーン貯蓄から一枚を選んで手札に加える。また、山札の上から一枚引いても良い。
  • このMonsterクリーチャーが五回攻撃した後に自分のターンが終了した時、あるいは、自分のマナゾーン貯蓄が0になった時、このMonsterクリーチャーは表のままシールドゾーンに置かれる。もしマナゾーン貯蓄が0であれば、手札から2枚を選んでマナゾーン貯蓄に置いても良い。
テキストの元ネタ
  • 私はデュエマ派です。まぁ財閥のリーダーなのでパワーは13000くらいでしょう。なんか銀行界って存在そのものが光文明っぽい。自分が一番法則に則った支配者だと思っていそうなところが最高に光文明。あと池田の性格はちょっと高度に陰湿なところがあるので水文明です。私は池田の陰湿なところも好きです。コストは後述の能力があるのでデカめにしときます。
  • 池田成彬は財界のピンチヒッターとして急に飛んで出てくるので実質シールド・トリガーです。
  • 池田成彬は台湾銀行、鈴木商店、多数電力会社をブレイクしたので実質トリプルブレイカーです。
  • 池田成彬は財閥の独裁者で単独行動はあんまりしない人間なので、単独ではなく他のモンスターと連携して出すタイプの設定にしました。多分相方の米山はマナ加速効果持ちブロッカーだと思います。
  • 池田成彬は自我が強すぎて敵味方全員黙らせることで有名。
  • 池田成彬は万事において自分の意志を突き通すので、人の命令は聞かない。なお、池田成章はこのMonsterを選択できるものとする。
  • 池田成彬は定年制を導入して同僚をパージし、財閥の貯蓄は社会に還元するべきだと唱えて三井報恩会を作り金をパージしたので、攻撃するたびに貴方のマナはパージされる。
  • 池田成彬の攻撃力は高いが、反面体力は少なく継続戦闘能力が低い。これが唯一欠点であるため、五回攻撃すると池田成彬は家に帰る。ちゃんとターンが終了するまで帰宅を待ってくれるのも責任感を感じさせるポイント。最後の効果は池田の絶妙な面倒見の良さポイントです。

 いやこのステータスにシールドトリガーつけるな。テキスト量多すぎて字が読めなくなってそう。
 池田成彬、基本的に自分の意見を押し通す独裁者なので、敵だけでなく味方も吹き飛ばすということで有名。『池田成彬伝』では、銀行の改革について米山や他の支店長と議論した際、池田の威勢のあまりに強さに、池田に反対していた米山や支店長が池田を宥める姿が見れます。日銀総裁井上準之助の話は聞かないし、戦時中には東條英機の脅しにも翻らないし、「俺のやることを決めるのは俺だが!?」という意志を貫き通すことにかけては双肩する者のいない人物。魑魅魍魎跋扈する戦前昭和財界の代表者はやはりMonsterでなくては……。

武藤山治

間違いなく、財界の狂犬です。

──む、武藤君!?鐘紡に帰ろう!!(全鐘紡株主の心の声)

 武藤君は自分のことを普通の人だと思ってるみたいだけど……間違いなく財界の攻撃力tire1に入る獰猛極まりないMonsterだよ。何しろ声の大きい人物、何かあれば紡績界の代表者然として出てくる人物であるもので、財界からの毀誉褒貶の双方を多く集めた人物。しかも「家族主義」を標榜していれば当然社会主義者・学者も同じ土俵で議論しにくるわけで、とにかく戦う相手には困らない。当然闘争に明け暮れることになるってものよ。
 雑誌上の労働問題議論で武藤の経営指針を批判した河上肇や吉野作造に対し、理論と現実を説いた反論文を書き連ねたあと「近頃労働問題に対する学者の中には、わずかに西洋の労働に対する書物さえ読めば直ちに我が国労働問題の実際論に立ち入る資格があるかのように考え、傍若無人の態度を示すのは大変見苦しい」と痛烈に批判する文を同じ雑誌に送りつけてくるあたり、ちょっと喧嘩腰すぎる。(武藤治太『カネボウの興亡』p,90-96)
 財界においては、武藤本人は大の政商嫌い、となれば当然嫌っていた井上準之助が日銀総裁になった際には、横浜正金時代から続いていた彼と茂木商店との腐れ縁(よーするに……汚職スレスレってことかな!?)をバラして噛み付き大迷惑!をかけたり(なお井上は反論しなかった模様)(国デジで読める井上vs武藤)、議会壇上の口論においても、濱口蔵相へ事前に質問状を送りつけた上で財政問題や金解禁についての雄弁な論戦を繰り広げ、その姿勢に喝采を博したり、とにかくどこに行っても公開状を突きつけての喧嘩腰を披露する姿、まごうことなき財界の狂犬、Monsterですよこれは……。噛み付いてきた相手には噛みつき返してかかってこいよとファイティングポーズを構えるし、自分から噛み付くときにも人の痛いところをついて激烈な攻撃をするし、あの~ちょっとステータスが攻撃に振り切れすぎじゃないですか?
 武藤のことが大好きな池田成彬も「武藤は政治的な話になると人が変わるからな……😓」みたいな困惑を見せていて草です。他のMonsterですら困惑させるMonster。

結論

みんなも自分だけの三田系Monster御三家をセットして最強の三人を語ろう!